トップ > interview第11回 三祐木材株式会社

第1回 大知木材株式会社

第2回 株式会社有馬商店

第3回 西田木材

第4回 株式会社大垣

第5回 株式会社灘銘木店

第6回 株式会社毛利商会

第7回 カルモ木材株式会社

第8回 清水木材株式会社

第9回 株式会社三栄

第10回 株式会社山本商店

第11回 三祐木材株式会社

第12回 有限会社山神材木店

第13回 林木材株式会社

第14回 株式会社名田商店

第15回 名村木材株式会社

第16回 株式会社柳原木材

第17回 宮崎木材株式会社

第18回 合資会社稲見材木店

第19回 株式会社兼久

第20回 合資会社ミツワ材木店

第21回 株式会社田中商店

第22回 株式会社岡本材木店

第23回 神戸建材株式会社

第24回 有限会社伊藤材木店

第25回 岸野木材合資会社

第26回 株式会社真田商店

第27回 滝乃木材有限会社

第28回 株式会社福島材木店

第29回 中原材木店

第30回 川本木材株式会社

第11回

三祐木材株式会社
(神戸市須磨区多井畑池の奥)

 

 

 

sanyu_0001.jpg 

 

 

 

こんにちは牧牛(ぼくぎゅう)です。

 

 

今回の訪問先は神戸市須磨区多井畑池の奥上11-1の三祐木材株式会社
応対して下さったのは社長の小林進さんです。
大阪人の牧牛にとって
須磨と言えばロマンティックな「源氏物語」か「平家物語」の世界であり、
淡路島を望む海水浴場と水族館のある風光明媚な地域、
というイメージです。

 

 

sanyu_0002.jpg 

小林進社長

 

三祐木材(株)は昭和26年、
現社長のお父上である小林由明氏が創業されました。
昭和4年生まれの小林由明氏はご健在、
ゴルフがお上手で牧牛も以前ご一緒したことがあります。
創業地は神戸市長田区、
新長田駅「若松公園」の鉄人28号モニュメント像の北側だそうです。
お父上は兵庫県の宍粟市出身、
神戸のミツワ材木店さん田中木材商会さんで修業ののち独立開業されました。
現在の須磨に本店を移したのは昭和63年のことです。

 

 

小林進社長は昭和29年生まれ、
甲南大学経営学部卒。
大学卒業後

大克木材で1年半ほど修業したあと

積水ハウスで3年間、
住宅の営業に専念したそうです。
「3年間で24〜5棟売ったかな。
当時としてはまあまあの成績だった。
ハウスメーカーの営業マンは3ヶ月ゼロだったら辞めるのが普通。
それ程厳しかったよ。」
昭和56年に家業の三祐木材に戻りました。
「今も昔も大工・工務店さんへの商売が主流です。
典型的な仲買です。」
と小林社長。
平成12年、46歳の時に社長に就任されました。
現在はパートを含めて20人の体制です。

 

 

牧牛は大阪の仲買さんをよく知っていますが
20人の社員を抱えている仲買さんは極めて少ない。
5人以内がほとんどです。
インタビューを進めます。
朴訥とした語り口の小林社長は淡々と語ります。  

            

 

sanyu_0003.jpg 

2階倉庫

 

「材木屋は木材の運び屋だけではダメだ。」
牧牛が議論をふっかけると
「ウチは材料の運び屋に徹しています。」
と反論されました。
1.運送機能
2.倉庫機能
3.加工機能
三つの機能が大きなテーマだと常々社員に言っている。
運送は早くきめ細かく、
倉庫機能としては多品種の在庫を豊富に持ちすばやく対応する、
木材を加工して提供することにより現場の造作を楽にする。
従来は悪いイメージだったことを逆手にとって営業を進めている。
「工務店の営業支援策の一つだと思っているし
工務店が仕事をとることがこちらの仕事に繋がると確信している。」
と小林社長。
その為の倉庫は広く大きく整理整頓が行き届き、

製材機・加工機が配備されています。                            

 

 

sanyu_0004.jpg 

1階

 

工務店への支援策はこれだけではありません。
メーカーのショールームを活用したリフォーム相談会は
企画して場を提供してお手伝いまでします。
加えて、
住友林業のイノス神戸支部、
カネカのソーラーサーキット(外断熱工法)、
瑕疵担保・完成保証等の住宅安心保険の取次ぎ等々、
三祐木材が繰り出す工務店への支援策は枚挙に暇がありません。
「顧客第一主義です」
と小林社長。
顧客とは大工・工務店を指します。
「良いものを提供する良い住宅の提供一般ユーザーへの貢献

繋がります。」
と小林社長。

 

 

小林社長は2級建築士の資格をお持ちです。
社員の中にも2級建築士1名と2名の木造建築士がいます。
「みんな勉強して取得した。
今回も木造建築士の学科は4人パスした、
が、製図が通りにくい。
毎年試験は難しくなっているしこれからもっと難しくなるだろう。」
仲買さんでこれほどまでに建築士がいる会社も珍しい。
「プレカットのCADは当社が自分で入力しています」
の言葉を聞いて牧牛は正直驚きました。
小林社長は
「当時、プレカット工場以外でCADのソフトを買ったのはお宅だけや。」
と言われたそうです。
そりゃそうでしょう。
でも素晴らしいことですね。
「入力ミス、打ち合せミスはすべて三祐が請け負っている。」
これも工務店への支援策の一つです。
だから建築士が大勢いるのも納得。
工務店も安心する筈。
仕入はすべてキャッシュです。

 

 

「女性社員が多いのがわが社の特徴です」

と小林社長。
女子社員は5名。
「女性が活躍できる職場にしたい。
育児休暇を取得して職場復帰した人が2名いる。
CAD入力も女性、
ホームページ担当も女性です。
男女ともに定着率が高いのが自慢です。」
と小出しに興味深い話題が出てくるのが小林社長の特徴でもあります。
「材木屋で育児休暇を取得、それも1年とって再び職場に復帰する。」
素晴らしい会社ですね。

 

 

sanyu_0005.jpg 

事務所内

 

苦しい時を伺いました。
「ここ1〜2年が一番苦しいかな。
年商が約7億円にまで減少したからね。得意先は神戸市内が中心です。」

 

 

小林社長の趣味は剣道です。
中学から大学まで剣道部に所属し段位は7段。
7段と言えばどれ位強いのでしょうか。
因みに剣道の最高位は8段だそうです。
神戸木材協同組合の副理事長に
神戸木材仲買協同組合の専務理事、
業界のお世話も熱心にされています。

 

 

sanyu_0006.jpg 

打ち合わせ室

 

小林社長
暮の押し詰まった日に長時間ありがとうございました。

 

取材日:2010年12月28日